花見川区バリアフリーに災害を考える会

第42回メジカラサロン 報告
日時 2023/5/20(土) 13:00~15:30
場所 千葉市花見川区畑コミュニティセンター
■参加者数
会場参加: 15名:花見川区在住者女性3人、男性2人(避難所運営協議会代表及び役員、を含みます。

■オンライン参加者:: 15名
※参加者のうち4名が視覚障害者

〇開会あいさつ 13:00~13:10
〇米井先生(オンライン参加)講義 13:10~13:30
 先生のiPhone画面を共有してアプリ導入・機能の概略を紹介
 AppStore で様々なアプリがある
 (おすすめ)Yahoo防災、特務機関NERV防災、NHKニュース・防災
 
Yahoo防災アプリの設定・機能紹介
 現在地情報はONがよい(災害が起きた時に居る場所の情報が得られる)
 プッシュ通知受ける情報の選択
 防災手帳 に役立つメニューが色々ある
  「防災タイムライン」「避難場所リスト」「困ったときは」
触れてみるとよい
複数の方が実際にApp Storeからダウンロード(設定の事を含む)

〇会場参加者自己紹介 13:30~13:40

〇加納先生 ハザードマップを見てみる・災害予測について 13:40~14:05
 ・会場周辺
   畑コミュニティセンターについて高台の中にあり様々な災害に対して安全であることが確認された。
参加者の住所町名等から数名の方のハザードマップを実際に調べてみる。災害の種類によってとても脆弱な部分があることが判明。その中で、地元の大大会の方からは、弱いところは休耕田であることを教えていただいた。
海に近いところにお住まいの方は指定避難所が海岸の方向にあることがわかり、本当にそちらに行くのがいいのかそれとも近くの高台のほうにある避難場所に行ったほうがいいのか他の参加者からの感想や思いも伝えられた。

      花見川の両岸 浸水予測がある

   高潮があったとき 海岸沿い埋立部分全体と花見川両岸浸水予想あり
 ・検見川町(参加者の一人がお住まい)
 ・ハザードマップを見る目的 事前準備としていつでも逃げられるように
   どんなとき(災害の種類)どこに避難したら良いか 避難所の場所・経路
   台風など事前にわかる災害の時は早めに避難
 ・ハザードマップで予測できるもの
   水につかるか等、地形である程度予測できる
  予測できないもの 家屋の築年数など
   房総半島台風時 瓦屋根(棟瓦、平瓦)風で飛んだり、ズレたり →雨漏り
  先日の房総地区地震でも瓦がズレた家あると、雨漏りがあると想像できる
 ・浸水の場合 低い水位でもずっと水浸しなのか
        高い水位の浸水が急にきて、すぐに引いてしまうのか
 ・過去の災害を記した石碑が建っていることがあり、記録として参考になる
〇奥山代表コメント
 先日八王子でJR変電所の影響で何日も周辺が停電 そういった時どう生き延びるか
 畑CCには、太陽光発電設備を有している

〇災害時用避難時用グッズ展示・紹介(山本さん) 14:05~14:10
 いつも山本さんが持ち歩いているもの
  45Lゴミ袋 雨の時被れる、地面に敷ける

〇誘導体験 14:10~14:35
 参加した視覚障害者を、晴眼者参加者が誘導してみる
  会場参加者の方は体験がほとんどなかったので、視覚障害のある参加者の方にも手伝いただき誘導の仕方を体験していただきました。また、階段や水をまたぐ体験ツールは今回新しく用意したものでより安全に変化に富む体験を行うことができていました。
泥の中を水浸しの不安定な状態で誘導する新しい体験ゾーンを設置。風と洪水の暴風の音音響のある中で足元の不安定なところを案内していくことについては、皆それぞれはじめてのこと。
とてもぐらぐらするところ支え合いながら確かめながら少しずつ進んでいくということが大事だとわかりました。

   パイプ椅子で作った狭い通路

  (お手製の)段差/溝をまたぐ通路
  (お手製の)がれきが散乱したようなデコボコ道(今回初出展)
 ・誘導時に「あっち」「こっち」というのはダメ(誘導される側わからない)
 ・溝をまたぐ 誘導者が先にまたがった状態で、本人がまたがるのを見届ける
 ・狭い通路は誘導者が先に

〇休憩14:35~14:45

〇避難所運営ゲームHUG体験 ダイジェスト(山本さん)
 ゲーム上の具体的な避難所設定内容を説明したのち
 カード(避難してきた人達の属性、抱えている事情が書かれている)を読み上げていき
 参加者(家族)を避難所内のどの部屋に割り当てるかを考えてもらう
・モデルとなる避難所の概要視覚障害のある人でもある程度わかるように、また参加者の多くが避難所の運営についてはよく理解できてない点から、モデルとなった小学校の校庭や教室の配置その他について説明を行った(※この説明は前提となる条件を言って理解をしていただくために、今後はもっと丁寧にした方が良いと考えられる。)

■このシミュレーションは地震によって大きな災害に上記避難をする可能性のある人が一気に大勢命を守れた人がようやくたどり着いたと言う状況をよく認識しておく必要があることことなどがアドバイザーから助言された。
■福祉避難所の設置について:設置される方向ではあるが数が少ない、障害がある人間と家族や介護援助をしている人が一緒に入れるのかなどまだ対応の仕方の方法があまり明らかではない点もあり、具体的な質問や子会ってほしいと言う考えを積極的に出しながら行政や関係者の話をしていくことが重要とアドバイスがあった。
(加納先生)このゲームの想定は、東日本や阪神のような3百~4百人の避難民が命か
らがら逃げてきていることが前提  何日間かいてもらって移動してもらうとか、体育
館はある程度あけておく
・(奥山代表)職員室は基本的には立ち入り禁止では
・トイレが課題
・ペットの避難 国はペットも一緒に避難できるようにとの方針になっている
 犬猫、ケージに入れるよう慣れておく必要もあるかも

〇質疑  Q 避難所に入れなくなる条件というのはあるのか
 A 人数的にいっぱいとか、ホームレスのような臭いの問題がある人は、あるようだ
  基本、定員内なら入れる
  避難所に行かない人、自宅にいる人も多い
  公的な物資は、避難所にいないともらえない(災害救助法)
  炊き出しその他様々な支援は受けられるだろう
  段ボールベッドは手すり無いから、使えない人も多いだろう
〇感想
 ・避難所ゲームは、地元防災会の皆と是非やってみたい
 ・このサロンの内容を、何かの役に立てられたら良いと思う

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