第29回 メジカラサロン報告

日時:2021年6月26日(土曜日)

午前の部:10時から11時45分

午後の部:13時から15時

場所:午前の部:千葉市社会福祉協議会 中央区事務所・中央区ボランティアセンター 活動室(きぼーる15階))

午後の部:Zoomとリアル会場によるハイブリット開催

参加者:午前の部:7名

午後の部:16名(リアル6名、オンライン10名)/うち、視覚障がい者4名

午前の部:目の弱ってきた人の手助けをしてみよう
(10時から11時45分)

進行:山本

まず誘導方法の説明を行った(山本、奥山)。

誘導体験を実施。段差の他、トイレやエスカレーターなどの誘導も行った。

体験後、意見交換を行った。参加者には参加証を配布した。

午後の部:メジカラサロン
(13時から15時)

①挨拶・参加者紹介
(13時から13時20分)

・挨拶及び本日の予定オリエンテーション(奥山)

◆自己紹介(スタッフを含む)

・参加者声出し確認:ホストから

◆講習概要

・アプリ紹介

アプリ紹介
(13時20分 から14時
23分)

①Google翻訳

・iPhoneアプリ版だけではなくPC版もあり、誰もが自由に使える翻訳ツール。

・日本語の文章をコピペして読ませると読み上げツール代わりにもなる。

・海外旅行中に災害に遭ってもGoogle翻訳を使えば情報が得られるかも。逆に避難所で日本語を母語としない外国の人に情報を伝えることもできる。

・「言語を検出」を使用すれば言葉がわからなくてもある程度推測してくれる(参加者情報)。

◆質問・感想

*感想

・いつかイタリアに行きたいと思っているが、翻訳機能が役立ってくれるといいと思った。

・5年後にはもっと翻訳品質が良くなっているかもしれない。

*質問

・文章以外は翻訳できないのか。
→音声も翻訳できる。「会話を翻訳」をタップすると音声を拾ってくれる(ただしVoice OverをOFFにし、「言語を検出」以外の言語を選択していること)。

②広報アプリ「マチイロ」

・防災アプリはYahoo!防災や特務機関NERV、NHKなどがあるが、広報は?
→「マチイロ」というアプリがある。

・自分の住んでいる地域と関心事項を選んで利用。pdf版が表示される(Voice Overで読み上げる)。

◆質問・感想

*感想

・視覚障がい者向けに広報のCD版が来るが、遅い。選挙公報のCD版は会見後に来る。アプリで確認できるならコロナワクチンの情報もすぐに入手できたかもしれない。

・墨田区は70代~80代の方が多く、ガラケー使用者。広報はカセットで送っている。もっと勉強せねばと思った。
⇒利用者がPC、スマホを使えず、ガラケーが使えなくなったら一気に情報格差が広がる。しかも福祉会にはデジタル機器に詳しい、若い世代のボランティアがいない。世代間交流もポイント。

・視覚障害のアプリを初めて知った。60~70代の中途失明者が多く、もうちょっと市単位で何かできればと思った。

④ワイワイトークセッション
(14時15分 から14時23分)

・千葉県は県民だよりのhtml版を公開している。Webブラウザで開き、読み上げ機能で読めるため、特殊なアプリをインストールすることなく内容を確認することができる。
(https://www.pref.chiba.lg.jp/cate/kt/kouhou/kenmindayori/index.html)
編集者注:ちば市政だよりのhtml版も確認。ただ、千葉市のWebサイトはサイドバーの情報が非常に多く肝心の内容までいくのに時間がかかる。

・市の都市計画をダウンロードしたが「読まないpdf」だった。
⇒Wordの場合は「名前を付けて保存」からpdfを保存すると「読み上げるpdf」になる。この方法が広まればよい。

⑤体操と休憩
(14時23分 から14時35分)

・前回と同じようにストレッチを行った(手順については割愛)。

⑥ワイワイトークセッションその2
(14時35分 から14時55分)

・スマホ画面用のフリーカットシールを切り、点字器で突起を作って貼ると数字ボタンの目安を示せる。ただしすべてのボタンに行うと下スワイプをした際にコツコツする。
スマホ上で数字ボタン位置を示す方法は、他にもキーの「5」の位置に穴をあけて貼るなどのアイディアが出た。

・iPhone再起動時、パスコードキーを読み上げるまでに時間がかかる。読み上げるのを待たずに立ち上げたく、手掛かりが欲しいと思った。

◆感想

・知らないことがたくさんあった。自分の住んでいる市にもう少しアプローチできるかもしれない。

・今度はリアルで参加したい。

・ロービジョン外来でスマートサイトの紹介pdfを配布しているが、「読めないpdf」だったかもしれない。確認してみたい(⇒ナレーターやNVDAで検証できるのでぜひ)。

・数年後にやってくるガラケー終了をどう支援するかが課題になる。今から研究しておかないといけない。

・Wordでは読み上げ対応pdfを作成できるが、Illustratorでは作成できない。Illustratorはヴィジュアルデザインを作成するソフトのため、「見えない」人をケアしきれないのかもしれないが、デザインを尊重しつつ読み上げも保証する方法を研究したい。

⑦中締め
(14時52分 から15時01分)

◆次回の案内

メジカラサロンとしては行いませんが、下記の日程にて社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 視覚障害者総合支援センターちば様にてITサロンが開催されます。興味のある方はぜひご参加ください。

7月17日(土曜日) 13時30分 から16時30分

場所:Zoomによるオンライン開催

※参加申し込みは社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 視覚障害者総合支援センターちば様まで(申し込み締切:7月12日(月曜日)まで)。

◆今後の予定

※次回の開催が決定次第メールやWebサイト上でお知らせいたします(感染状況を鑑み、8月・9月の開催は見合わせる予定です)。

10月頃から花見川区や美浜区、中央区でバリアフリー×防災のイベントを行う予定です。

※一般参加者はここで退出

幹事会
(15時02分 から15時30分)

◆課題・連絡

・事務連絡

・今後の活動について

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上