加曾利貝塚ガイドの会とのコラボレーション体験会

加曽利貝塚体験会感想

①加曽利貝塚の概要とご案内
(加曽利貝塚ガイドの会 押尾様)

特別史跡として指定された価値についてご説明いただいた。私の頭に残ったのは、昭和
天皇がこられたこと、特別設計の申請が2019年で、何年に指定されたかは聞き逃た。

②縄文式土器
E2のレプリカを触りながら特徴の説明
:
1対1の対面で触らせてもらいながら、コミニケーションを図りつつ丁寧にご説明いた
だいたので、とてもよくわかった。一方、模様の作り方や特徴について、漢字で記載す
る言葉が意外と耳で聞いているとうまく頭に文字や言葉が入ってこない点をご理解いた
だいて、なんだかの説明のときの補足をお願いできれば幸いです。
漢字でこの様な漢字を書いています等。
そもそもの雨で模様をつけたと言うご説明の中で、稲作をやってない時代から既に縄が
あったのか?などと、縄文と言う言葉の起源がもう少しご説明いただくとよかったかな
。確か大森貝塚でアメリカかどっかの人が名付けた言葉を翻訳して縄文となったような
ことを聞いたことがありますが。学校で教えられる縄文文化について、現代科学の年代
測定の結果、世界の文明の中でも最古のものだということが明確になっていますね。こ
れをもっとしっかりと認識できるようにできたらと思います。
縄文式土器の形がかまどで煮炊きするときに最も熱が無駄なく伝わると言う点について
はとても感心しました。これは、復元された竪穴式住居で、実際に温めているところが
ぐらぐらと似ているところなど見えたらもっとわかりやすかったかもしれません。地面
に突き刺すのかそこが平らになっていてそのまま自立すると言う点など、時代ごとの進
化があるとのお話も面白い。

③土偶のレプリカを用いたご説明
:
このお話の前提となる、縄文人の生活の中の物の見方や考え方、またその前提となる、
寿命、成人できる確率や死亡率、そしてどれぐらいたくさん子供を産んでいたかなどの
生活感のある話がもっと深く語っていただいても良いのではないかと思いました。
平均寿命が31歳とすると16歳位から15年間で2年に一人位出産するとも4人から6人ぐら
いを産んで育てると言う事ですから、ワンファミリーではなかなか育てられない。
1つのファミリーは15人から20人との話もありましたが、子供が無事に生まれるかどう
かが第一関門で、その次に無事に育つかどうかが問題になってくる。そうなると無事に
生まれて欲しいって言うところが土偶になって祈りとなるんでしょう。長野県の遺跡な
どは、男は男性シンボルだけで頭や胴体はないんですよね。触らせていただいた女性の
土偶像はどう考えても座産をかたどったもので無事に生まれてくれるようにお祈りをす
るためのものかも。

④様々な道具及び衣装装飾品
:
言葉が頭に入っていませんが再現された衣装を着て、何かとてもその時代にタイムスリ
ップしたみたいな感覚がしました。コロナの対応でどこまで実現できるか分かりません
が、やはり縄文人の気持ちになることができる手っ取り早い方法の1つですね。
次に道具の話は、もはやその道のプロとして道具の再現を自ら加工していらっしゃるそ
の熱意と技術の習熟度合いはすばらしい!やはり子供の頃に遺跡で拾ったものが大きな
体験的理解となっているんでしょうね。(タモリさん)
タモリさんは子供の頃石器を拾ったことがきっかけとなって、現在石器作りを行ってい
るとの事。先日、学校教育でこの体験的理解というのが人生の中で大きな将来を決める
要素になると言う話が流れていました。全くその通りだな
(失礼)
石器の加工黒曜石の加工さらに勾玉、弓矢の再現も含めて釣り針や矢尻等のまさに研究
に基づいた実践は素晴らしいと思います。

⑤紙芝居
:
とても面白かったです。全体を通してのところで述べたように、この紙芝居に描かれて
いる情景や人物の特徴や様子をお芝居のト書き説明の様に言葉で語って頂ければ、のめ
り込むほど面白いと感じられると思います。その参考に、ヤンキー君と白杖ガールと言
う漫画があるんですが、視覚障害者向けにこの漫画の描いている描き方を全て言葉で表
現して朗読しているサンプルがあります。例えば人とぶつかって頭に星がキラキラ目か
ら火火火が出たみたいな表現をしますがまさにそれが克明に表現されているわけです。
ですから、縄文人の子供の獅子の顔は、私の理解している縄文人の特徴をとてもよく表
現してくれていると思います。
(多分ですが)
おそらく眉毛が太く二重瞼の目、耳や鼻はしっかりとしているそんな感じでしょうか。
そしてお母さんも出てくるようですがそのお母さんがどのようなアクセサリーをしてい
るのかなというのがもう少し表現があるといいかな。これについては、紙芝居と言う
1つの枠だけではなくご案内の中でも、例えば竪穴式住居群の保存している建物のご案
内の中でも、ガラス張りの下に見える情景がどんなものであるか、どのように説明すれ
ば見えない人間が見たときのイメージを頭に描けるか、デジタルマップのような凸凹し
た触ってわかるようなマップがあるといいなと言う気がしました。
ガイドさんが、大きな四角い穴は何ですかと、尋ねましたが、私のイメージでは土に水
を入れたら泥風呂?、
そしてさらにそれを言葉で補っていただけると幸いです。6棟の竪穴住居が少し重なり
つつも大きく全体の中で存在していると言うイメージを描くのにとても時間がかかった
ような記憶です。でもわかってみると面白いものでその凹みに見える四角い部分はガイ
ドさんがお風呂ですかと言ったので私は笑ってしまいましたお風呂だったらカバの水浴
び上みたいにドロドロになるはずですし。館内のご案内については、ポイントポイント
掲げてあるものが何であるかどういう姿かっていうのがピンポイントで音声でお話しい
ただいたのでとても満足しています。時の装飾の特徴とか年代の特徴とかいろいろ並べ
てあるものについてももう少し時間をかけたら面白くうかがえるかなと言う気もします

⑥屋外の施設
:竪穴式住居群の保存場所
:
上記で述べましたので割愛します。物理的なアプローチの方法として、階段やスロープ
の付け方については皆さんお考えのようですので割愛します。

7:
竪穴式住居の体験
:
火起しはとてもよくわかった面白い。どんぐりを焼いてみると、とても香ばしい。
匂いがする。
釜殿に縄文土器を使って
煮物のようなものがあったらもっと面白かったか。
ここでどこまで可能かわからないが、実際に焼いたものや作ったものを別の形でも食べ
られたらとても印象に残る。やはり自分で煮たりしてみるとか焼いたり粉をひいたりっ
て言うような体験ができると世界が変わると思う。全体を通して
:
私の知識がまだおぼつかないため、一般の方に向けても以下のようなわかりやすい説明
があれば良いのではないかと思う点を挙げてみる。
1万6500年前から続いた縄文文化について、それだけの長さであると、海面や気候など
今の地理地形とは全く違うものが次々と繰り返されたのではないかと思うので、その概
念の位置や気候の状況をわかりやすくまとめていただいたら嬉しい。今後機会があった
らそのような勉強をもっとしてみたい。そうすると、博物館にもあった。船でどこまで
魚取りに行ったんだろう?それは鹿島川で太平洋に向かったのか、都川ないしは村田川
で東京湾の方へ向かったのか。縄文海進と言うときには、下谷津は全部海面であったと
言う事は理解していますが、長い
10000年にも及ぶ平和な共生社会と言うもの、そして千年位の単位で提示をしている場
合もあると言う事でしたが、加曽利についてはどのような事が分かっていますか?
そして、1センチにもみたないイボシカイを煮詰めた物はミネラルや塩分を摂取するの
に重要であった。塩を作る方法が確率されていなかった時代には、塩分を補給するため
にとても重要な貨幣価値があったと考えられる。加曽利貝塚の何メートルにも及ぶ層を
成す貝塚は、単に生活した貝塚では無く、集落全体の産業の跡地ではないか?

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