第28回 メジカラサロン報告

日時:2021年5月22日(土曜日)13時から15時

場所:Zoomによるオンライン開催

参加者:19名/うち、視覚障がい者7名

①挨拶・参加者紹介
(13時07分 から13時25分)

・挨拶及び本日の予定オリエンテーション(奥山)

◆自己紹介(スタッフを含む)

・参加者声出し確認:ホストから

◆講習概要

・-お役立ち情報ステーションの紹介

・アプリ紹介

お役立ち情報ステーションの紹介
(13時25分 から13時
51分)

・先日Webサイト内の情報ステーションを改装。概要紹介と掲載アプリ一例としてSullivan+(iOS、Android両方使用可)とSeeing AI(iOSのみ)を取り上げた。

・Sullivan+もSeeing AIも文字情報読み上げのアプリ。中途弱視にとって文字情報を失うのは深刻なこと。「見て理解したい」という思いが強く(視力によっては5倍くらい拡大すれば文字情報を得られる)、文字情報を得たいと思ってiPhoneを買う人もいる。

◆感想

・Sullivan+の拡大鏡機能は細かいところもわかって便利だと思った。老眼のため、老眼鏡の代わりになる。

③普段でも、防災上も役に立つ、健常な人でも、視覚障害の人でも役に立つアプリの紹介
(13時51分 から14時15分)

・Yahoo!防災(iOS、Android両方使用可)

現在地をONにすると現在地の災害情報を受信し、自分が知りたい地域の設定を3か所までできる。現在コロナの情報も配信している。

・特務機関NERV(iOS、Android両方使用可)

日本最速の災害情報配信アプリ。ダークテーマを採用し、視覚障がい者でも使えることをコンセプトにしている。

・アプリではないが、都内に転入すると『東京防災』という冊子が無料でもらえる(編集者注:現在は1冊130円で販売。音声コード添付版、大活字版、DAISY版もある)。
毎年広報でハザードマップを掲載したり、防災Twitterを運用したりしている。また、スマホのプッシュ通知で情報が来る。

※編集者注:千葉県も防災Twitterならびに防災ポータルサイトを運営している。
http://www.bousai.pref.chiba.lg.jp/X_PUB_VF_Top

◆質問・感想

*感想

・健常者でも自力で帰宅するのは難しい。また、今は健常者でもけがなどで視力を失う可能性もある。誰でも理解できる目印情報を提供し、いざというとき帰宅の道筋を立てられるとよい。

・コロナワクチン接種も、自分で予約ではなくプッシュ通知で割り当てるのも手ではないだろうか。自分で予約を取れる人は苦労しない。

*質問

・通勤をするにあたり、帰宅困難対策は何かしているか。
→会社自体に待機の規定がある。あまり気にしていないが、普段からモバイルバッテリーを持ち歩くようにはしている。

④ワイワイトークセッション
(14時15分 から14時20分)

千葉市は同居人がいると読み上げ体温計の助成金がおりない。体温計の文字を読み上げてくれるアプリを使用することで、同居人が外出しているときに自分の体温を知ることができる。

・「体温計よんで」(iOSのみ)。
普通の体温計の読み上げを行ってくれる。無料で使用できるため、高価な読み上げ体温計の代わりになる。

・1,000円くらいするが、オムロンのbluetooth対応体温計は、iPhone標準搭載のヘルスケアアプリと連動して使用でき、日々の体温の記録ができる。

・体重計を読み上げてくれるアプリはないだろうか。他人に頼むのは忍びない。

⑤体操と休憩(依田さん)
(14時20分 から14時30分)

スマホやパソコンをした後や1時間座ったり同じ姿勢をしたら、必ず体を動かしてスッキリさせましょう! セルフケア養生体操です。

・前回と同じように4つのストレッチを行った(手順については割愛)。

⑥個別相談コーナ
(14時30分 から14時55分)

・知りたいことに応じて個別対応(ブレイクアウトルーム作成)。

・それ以外の参加者はアプリ「UDトーク」について話し合った。
「UDトーク」は音声を文字化する、文字を読み上げる、さらには翻訳機能までついている無料アプリ。あらゆる人とコミュニケーションをとることが可能で、アクセシビリティイベントでも採用されている。
メジカラは視覚障がい中心だが、地域防災の視点で考えると聴覚障がい者や外国人への対応も必要で、このようなアプリを介して情報提供を行うのも一つのソリューションとして考えられる。「UDトーク」に関しては今後もう少し情報収集をしていきたい。

⑦中締め
(14時55分 から15時11分)

◆次回の案内

6月26日(土曜日) 13時から15時

※午前:誘導体験
午後:通常サロン(テーマ:防災おもしろ体験)

場所:Zoomとリアル会場のハイブリット開催予定

(リアル会場:千葉市社会福祉協議会 中央区事務所・中央区ボランティアセンター 活動室(きぼーる15階))

※新型コロナウィルス対策による行動制限がさらに強く求められるような場合は、会場での開催を全て中止しオンラインのみの開催となることをあらかじめご了承ください。

◆今後の予定

7月17日(土曜日) 13時30分 から16時30分

場所:Zoomによるオンライン開催

※社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 視覚障害者総合支援センターちば様と共同開催。参加申し込みは社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 視覚障害者総合支援センターちば様まで。

今後、できるだけ地域拠点と共同開催を行っていきたいと考えています。

◆皆様への連絡

・寄付のご案内

※一般参加者はここで退出

*幹事会
(15時11分 から15時30分)

◆課題・連絡

・事務連絡

・今後の活動について

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上