第36回メジカラサロン報告書

日時:2022年9月10日(土)13:30~15:50
場所:ほのぼの亭
住所:千葉市若葉区中田町2378-9
◆この事業は、千葉市若葉区役所地域づくり補助事業の一環として開催
 ◆ほのぼの亭のご協力により開催
◆災害の時に役立つグッズを展示
参加者:14名(うちオンライン参加3名)うち視覚障がい者4名
<会場の様子>

■進行内容
13;20
1 参加者確認:紹介
2 オリエンテーション
3 会長挨拶、開催目的、団体紹介、寄付のお願い
13:30  講演Ⅰ(IT講座)
講師:米井昭夫 様(オンライン参加)
1. 防災アプリ紹介 iPhone中心に
「特務機関NERV(ネルフ)防災」:視覚障害に関しては一番使える
「ヤフー防災速報」「NHKニュース・防災」
2. 防災速報の設定(ヤフー防災速報)
画面下にある防災手帳マーク→避難場所リスト
各避難場所の災害種類別の対応可不可が読めるようになった
現在地連動オンにするのがおススメ
避難時のバッテリー問題大切
14:00  講演Ⅱ 
講師:加納基成 様
(特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事
災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表
〇アプリ紹介 ウィンディというのがある
〇令和元年台風15号からちょうど3年が経った
 産経新聞が、3年後の今を伝える記事を発信している(ヤフーニュースに記事有)
 今年は台風の災害が来そうな気配
〇当時の被災状況(加納先生の自宅周辺も被災)
  小屋がつぶれていて周囲の景色が変わっているほど
 電線は切れている ファミレス「とんでん」壁がなくなって何の建物か分からない
〇各市町で災害ボランティアセンター立上げ
  ~災害支援とボランティアの存在 阪神で見える化した
 災害対策基本法にボランティアとの連携が明記されている
〇千葉県で想定される災害は多様
  今までは災害が少なく、例えば瓦の載せ方が他地域より甘い
〇ハザードの意味 ウィキペディアでは「危険のサイン」等
 これを地図上で表現したものが「ハザードマップ」
〇内閣府で提供のサイトから各地のハザードマップにアクセスできる
 複数の災害種類のマップを重ねることも出来る
 NHK全国ハザードマップ のサイトもある
〇自然災害伝承碑の場所も見ることが出来る
 房総沖にいくつかあるが、元禄地震以降最近までのものは無い

〇会場「ほのぼの亭」周辺のハザードマップを見てみる
ほのぼの亭の場所は、洪水は無い
竜巻は起こったことがある(ほのぼの亭 山田さん)
〇昔の航空写真(年代別)も見られる
 ほのぼの亭周辺は、70年代に住宅開発されている模様
 それ以前も、高根団地のある所は区画がある 果樹園の様に見える
 区画をそのままに宅地化したように見える
〇会場周辺には避難所は無い(住宅自体がそれ程無い)
〇会場周辺、3年前台風15号時エピソード
10日間ほど停電していた
 井戸を使っている家は、停電でポンプが使えなくなるので水が使えない
 水道は通じていた
 冷蔵庫がダメになるので、中の肉を早めに唐揚げにしてしまった人がいた
 トイレを貸し借りしたり、近くの徳洲会病院が風呂を貸したりしていた。
〇地震で家にいられないときの避難
 災害救助法が適用されれば避難の予算が付く
 自主避難に予算措置は無い 自分で用意が基本
〇参加者の話 ケータイ繋がらない、テレビ見れない、信号点かない
〇都賀地区はハザードマップに出てくる情報が無い 安全?
  ~その割には、若葉区の高齢化率千葉市内で一番高い
〇上からくる災害は、ハザードマップには書き込めていない
 竜巻、大雨  風関係は出てこない 車が飛んでくるとか
  →自分事としてハザードマップ見てみるのが大切
 
15:20頃から
◆簡単に災害時便利グッズなど (山本さん)
 暗いところを照らすライト(手が空くように頭などに装着できるもの)
 食べ物は只でさえ気持ちが落ち込むので、食べて楽しめるもの
◆オンライン参加者感想
 自分でも、重ねる機能のあるハザードマップ、調べてみたい
15:50 終了
◆次回の案内・今後の予定
9月17日(土)13:30より  花見川区 畑コミュニティセンター
10月15日(土)花見川区 幕張コミュニティセンター
◆お知らせ

1.千葉市視覚障害者協会でiPhone講座あります
 
2.メジカラネット協賛 イベント  副代表のやまもと俊子 出演!
 2022千葉市フェアトレードタウン推進
チャリティーコンサート&トークショー
 9月23日(金)14:00~15:45(開場13:30)
 会費 3,500円(フェアトレードドリンク&商品付き)

主催者・事務局から
・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

第35回メジカラサロン報告

日時:2022年8月20日(土)13:30~15:50

場所:マックスバリューおゆみ野 カフェダイン

住所:千葉市緑区おゆみ野南5丁目37-1

◆この事業は、千葉市緑区役所地域づくり補助事業の一環として開催

◆小学生向け「わが家のハザードマップを調べてみよう」の説明会を兼ねて開催

◆マックスバリューおゆみ野店 カフェダインのご協力により開催

◆災害の時に役立つグッズを展示

参加者:11名(オンライン参加なし)うち視覚障がい者3名

第35回メジカラサロン(マックスバリュおゆみ野店)開催風景写真

■進行内容

13 : 30

  • 参加者確認:紹介
  • オリエンテーション
  • 会長挨拶、開催目的、団体紹介、寄付のお願い

14:00  講演

講師:加納基成 様

(特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事

災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表

  • 講師自己紹介
  • ハザードマップって何?

●ネット上で公開されているハザードマップの説明

  • 内閣府
  • NHK
  • 防災アプリ

●色々な災害の種類によって違う

 災害種類ごとのハザードマップを複数重ねる機能もある

3 使い方 ~おゆみ野地域のハザードマップを地域の話も絡めて実際に見てみる

  ▶前回あすみが丘のワークショップ(小学生参加者等あり)の内容も紹介された、

  ▶ちはら台(市原市)とおゆみ野(千葉市緑区)の境界線が、村田川になっている

15:00;フリーディスカッション

◎加納先生コメント

・「避難」という場合、急場をしのぐ「一時的な避難」と、大規模な災害で住居に住めなくなった場合の「長期にわたる避難」とで、避難所で必要なものや対応の仕方に大きな違いがある(食糧支援の有無など)。

・災害発生から72時間をどう生き延びていくか、が防災のポイント

  72時間分の食料・資材としてどんな準備をすれば良いか?

・避難所体験の出来るゲームとして「クロスロード」や「HUG」がある

・NHKで動画「防災クロスロード」をネット配信している

 (具体的ケースを想定し、視聴者に2つの選択肢から選ばせる)

◎東京臨海広域防災公園内に、防災体験学習施設があり、仮想体験(VR)設備がある。

(参加者からの意見・提案)

・災害発生後72時間を生き延びる食料、資材にどんなものがあるのか、今後のサロンで取り上げてほしい(障害を持つ身としては、切実)

・東京臨海広域防災公園へのバスツアーをしてみたい(メジカラサロン展開の千葉市内4区共通イベントとして、たいよう号を利用する)

15:50 終了

◆次回の案内・今後の予定

9月10日(土)若葉区/ほのぼの亭 (千葉市若葉区 中田町2378-9)

9月17日(土)花見川区 畑コミュニティセンター

10月15日(土)花見川区 幕張コミュニティセンター

開催時間は、9月10日、17日は、午後1時頃より2時間から2時間半の予定。

10月15日は、午前10時から2時間程度の開催となる見込み。

 

 <メジカラネット協賛 イベント> 副代表のやまもと俊子 出演!

 2022千葉市フェアトレードタウン推進 チャリティーコンサート&トークショー

 9月23日(金)14:00~15:45(開場13:30)

 会費 3,500円(フェアトレードドリンク&商品付き)

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

第34回 メジカラサロン報告

日時:2022年7月30日(土曜日) 13時半から16時

場所:Zoomとリアル会場のハイブリッド開催

リアル会場::千葉市緑区あすみが丘プラザ(千葉市緑区あすみが丘7-2-4)

小学生向け「わが家のハザードマップを調べてみよう」の説明会を兼ねて開催〈千葉市緑区 地域づくり補助金対象事業〉

参加者:17名(リアル13名、オンライン4名)/うち、視覚障がい者5名

                       /うち、小学生2名(小6、小1)

〈会場の様子〉

①挨拶・参加者紹介
(13時55分)

・挨拶及び本日の予定

・各参加者を紹介

・メジカラネットの紹介

◆講習概要

・講義 ハザードマップをどう防災に活かすか(加納様)

・ワークショップ:実際のハザードマップを見て考える 

②講義 (講師:災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表 加納基成様)
(14時00分 から14時25分)

講師:加納基成 様

(特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事

災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表

①災害について

・災害には地震や風水害などの「自然災害」と原発事故や火災などの「人為災害」の2つに分けられる。自然災害のうち、地震はいつどこで起こるか予測がつかないが、」風水害はある程度予測ができるもの。

・高度経済成長期は大きな災害もなかったが、近年は「阪神大震災」や「東日本大震災」といった大災害も起きている。

②ハザードマップについて

・ハザード:「危険」の意味。「ハザードの地図」で「ハザードマップ」

・ハザードマップを活用し、被害の出る箇所をあらかじめ把握しておく。西日本豪雨の際も被害を予測されていた場所が大体被災していた。

・場合によっては最寄りの避難所に向かう道が危ない場合もある。住居から避難所のルートは確認しておくこと。住んでいるところと勤務先は見ておくべし。

・全国を網羅したWebハザードマップは国土交通省作成の「重ねるマップ」と、NHKが全国の自治体のハザードマップ情報を集約して作成した「全国ハザードマップ」がある。なお、「重ねるマップ」の方が対象河川が少ない。

重ねるマップ(国土交通省):https://disaportal.gsi.go.jp/

全国ハザードマップ(NHK):https://w-hazardmap.nhk.or.jp/w-hazardmap/

・対応している箇所では昔の航空写真を見ることができ、街の様子がどのように変わっていったか見ることができる。

③ワークショップ:実際のハザードマップを見て考える
(14時25分 から14時46分)

①会場周辺の様子

・洪水などのリスクは比較的少ないようだが、土砂崩れや液状化のリスクが高い。

・あすみが丘に近い大木戸町や大椎町のあたりが川沿いで、洪水の危険がある。

(参加者からの情報)

・あすみが丘プラザ・体育館が4年前の豪雨で床上浸水したと聞いている

・豪雨時にあすみが丘の通りを雨水が川のように流れていた

☆住んでいるところのハザードマップと他の地域(海沿いなど)のハザードマップを比べて、違いを見てみるのもよい。また、Yahoo! 地図では白地図を表示印刷することができる。

②なぜハザードマップが必要なのか?

・1980年代までは気温は一定していたが、今は「極端に暑い」こともある。しかもその「最も暑い」記録は過去5年のもの。気温も海水温も上がっており、洪水や土砂崩れが発生しやすくなっている。
⇒今まで考えられないような進路で台風が来たり、「今年は1000年に1度、来年は500年に1度の大雨が来る」といった事態になったりしている。
防災を気にする人だけではなく、全員が自分のハザードマップを見ておく必要がある。

 ⇒小学6年の参加児童「大雨が最近多いような気はしている」

・洪水には、川の堤防が決壊するというものと、排水が追い付かない内水氾濫がある。マンホールから水が噴き出すようなケースもある。

 ⇒小学6年の参加児童「マンホールには、さまざまな種類やデザインがあるのは知っている」

③電気がなくなったら

2週間近い停電を経験した加納様の体験と、奥山の知る地域の実情を交えてのワークショップ。

※なお、台風15号の大規模停電を機に東電も対策を強化しているとのこと。

・住んでいるマンションは、地震で建物が無事でも道がバリバリになる可能性。

・ポータブル電源はあると便利。2~3万程度のものもあり、車に載せて充電することもできる機種も。

・情報遮断に対する備えをしておく。光ファイバのルーターに電気を通せばインターネットが使えるかも。

・集合住宅の場合は電気が来ないと水も来ないので注意。備えられるものは備えておく。

・加納様が聞いたケースとして、災害時にコンセント電源を15分ずつ交代で被災者に充電のため使用させた、という事例がある。

④質疑応答
(14時46分 から15時08分)

・冷蔵庫やクーラーが使えるような電源はあるか。
⇒100%元の暮らしは難しい。「冷蔵庫用の電源」ではなく「災害用の冷蔵庫」を用意しておくのがよい。
アウトドア用の冷蔵庫は加納様も災害支援時に持ち歩いている。
電気自動車を買うのも一つの手段なのかも。買い替え時の選択肢として検討するのはあり。

 ある電気自動車は、家庭用電源コンセントを何口か備えたものがある

⑤休憩
(15時08分 から15時21分)

10分間休憩。

⑥感想
(15時21分 から15時40分)

・町の水が来るところとか、災害が起きたときに地形や避難所を確認しておいた方がいいと思った。
⇒郷土博物館の絵地図。昔の「××村」とかの絵地図がある。図書館でも借りられる。

・古写真を見るのが好きで、昔の写真を見ながら自転車で巡るなどするのが好き。昔の道をたどってみたいと思った。
⇒ちなみにあすみが丘地区に旧来からある地名大椎町(おおじちょう)の名前の由来である「大きな椎の木」が大椎町のどこかにあったそう。

せんどう(スーパー)の上あたりに水源地を持つ谷筋が、創造の森のほうに向かってあり、さらに今の4車線の道路の反対側を通って村田川に注ぐような地形だったそうである(地元の方からお聞きした)。

緑区には「小食土(やさしど)」という難読地名もあるが、どのような由来だったか。わかったら教えてほしい。

・小6児童「いろいろな話が聞けて面白かった」

⑦次回案内
(15時40分 から16時00分)

◆次回の案内・今後の予定

①地元の方向けの説明会

7月31日(日曜日)

午前の部:10時から12時

午後の部:13時から15時

②8月20日(土曜日)

場所:イオンタウンおゆみ野(マックスバリュおゆみ野店1F入口脇 カフェダイン)

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上

第34回メジカラサロンのご案内

日時 令和4年7月30日 13:30ー15:30

場所 緑区土気あすみが丘プラザ

定員 20名

アクセス JR土気駅南口より、千葉中央バス・創造の杜経由「大椎町南」行きに乗車して   

     約8分、「あすみが丘プラザ」バス停を下車して徒歩1分

内容 ハザードマップを見てみよう 近隣の地区をハザードマップに照らし合わせて危険な箇所を見つけてみよう

   

第33回 メジカラサロン報告

日時:2022年6月25日(土曜日) 14時から16時

場所:Zoomとリアル会場のハイブリッド開催

リアル会場:千葉県教育会館 会議室 608(千葉市中央区中央4-13-12)

テーマ:災害時こそバリアフリー 〈千葉市中央区 地域づくり補助金対象事業〉

参加者:17名(リアル9名、オンライン4名)/うち、視覚障がい者5名

〈会場の様子〉

①挨拶・参加者紹介
(13時55分)

・挨拶及び本日の予定

・防災用品紹介(山本さん)

◆講習概要

・講義 ハザードマップをどう防災に活かすか(加納様)

・ワークショップ1:避難所に向かう道(地図と地形を見ながら)

・ワークショップ2:電気がなくなったら

②講義 (講師:災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表 加納基成様)
(14時06分 から14時40分)

講師:加納基成 様

(特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事

災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表

①千葉県の災害状況

・千葉は災害が少ないと言われているが、2019年9月9日の台風15号、18号、10月25日には台風21号に由来する大雨の被害を受けた。

・以降、大災害はなかったが、いすみ市で川が氾濫したり富津市で暴風が起きたりはしている。

②災害について

・避難所の種類は「台風や大雨をしのぐため、一時的に避難する場所」と「住む家がなくなり、長期生活を送る場所」の大きく2つに分かれる。どちらの機能を求めるかによって、必要なものは変わってくる。

・災害には地震や風水害などの「自然災害」と原発事故や火災などの「人為災害」の2つに分けられる。自然災害のうち、風水害はある程度予測ができるもの。

・高度経済成長期は大きな災害もなかったが、近年は「阪神大震災」や「東日本大震災」といった大災害も起きている。

・高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、傷病者、日本語が不慣れな外国人だけではなく、土地勘のない観光客も災害時の要配慮者となりうる。

・ハザードマップを活用し、被害の出る箇所をあらかじめ把握しておく。西日本豪雨の際も被害を予測されていた場所が大体被災していた。

・場合によっては最寄りの避難所に向かう道が危ない場合もある。住居から避難所のルートは確認しておくこと。住んでいるところと勤務先は見ておくべし。

・全国を網羅したWebハザードマップは国土交通省作成の「重ねるマップ」と、NHKが全国の自治体のハザードマップ情報を集約して作成した「全国ハザードマップ」がある。なお、「重ねるマップ」の方が対象河川が少ない。

重ねるマップ(国土交通省):https://disaportal.gsi.go.jp/

全国ハザードマップ(NHK):https://w-hazardmap.nhk.or.jp/w-hazardmap/

・ブルーシートは窓の補修や家具の保護、天井の養生といった「屋内養生」に使用する。転落の危険もあるため、屋根の養生は自分で行わないこと。
※NHKの防災特設サイトでも部屋を養生する方法が動画で見られる。

動画タイトル:ブルーシートを部屋に張る 自分でできる雨漏り対策

https://www3.nhk.or.jp/news/special/suigai/videos/5707/

・1980年代までは気温は一定していたが、今は「極端に暑い」こともある。しかもその「最も暑い」記録は過去5年のもの。気温も海水温も上がっており、洪水や土砂崩れが発生しやすくなっている。

・災害時の支援センターはボランティア頼みになっており、それでは解決できないことは自助というのが現状。

③ワークショップ1:避難所に向かう道(地図と地形を見ながら)
(14時58分 から15時38分)

①会場周辺の様子

非常に危険な場所だったことがわかった。

・千葉城以外は全部液状化する

・モノレールのレールに近づくほど浸水する(川沿いのため)

・千葉県庁あたりまで高潮が来る

・洪水や高潮が来て12時間経っても水が引かない場所が会場近辺に点在している

・火災は比較的大丈夫

②参加者の居住地の様子

・会場に比べて風水害の危険はなかったが、液状化や液状化による建物被害の危険性はあった。

④ワークショップ2:電気がなくなったら
(15時40分 から15時06分)

2週間近い停電を経験した加納様の体験を交えてのワークショップ。

※なお、この大規模停電を機に東電も対策を強化しているとのこと。

・電気がなくなって一番困るのは情報入手。基地局がダウンして電波も届かなくなり、電波が届く場所まで行ってメールチェックを行った。そのため、やり取りしている内容も忘れてしまう。

・台風15号の際は「千葉が大変なことになっている」という発信を怠ったため、県外の人の気づきが遅くなった。

・発電機にはインバーター付きとインバーターなしがあり、インバーター付きの発電機でしかPCは動かない。

・車を持っている人は、シガーソケットから充電できる発電機を備えておく。値段はピンキリあるが、高い機種はポータブルエアコンの電源にも使える。

・地元以外の情報も延々と流れているため、ラジオは4日目あたりでつけなくなった。やはりネットが大事。光ファイバのルーターに電気を通せばインターネットが使えるかも。

・電気がつく集落に来たときは大騒ぎになった。

⑤次回案内
(16時00分 から16時10分)

◆次回の案内・今後の予定

※次回の予定は未定です。次回の開催が決定次第メールやWebサイト上でお知らせいたします。

・夏休みの課題となるような、小学校の子供がハザードマップを作成し、親子で巡るといったワークショップを企画中。

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上

第33回 メジカラサロン開催のお知らせ

日時 2022年6月25日(土曜日) 14時から16時30分

場所 千葉県教育会館 会議室 608(千葉市中央区中央4-13-12)

※会場への行き方

JR千葉駅東口より
2番または3番の
バス停から乗車

「中央4丁目」下車3分

※Zoomによるオンライン参加も受け付けます
(サロン3日前を目安にZoomのURLをお送りします)

定員 20人(会場参加)

講師 加納基成氏

(特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事

災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表

サロン内容

・ 数多くの被災地支援に入った体験、各種支援の経験から、「常日頃の心がまえ」の重要性について講演していただきます。

・ ハザードマップの見方を学び、避難所に向かう道を考えたり、電気が使えなくなったときのことを考えたりするワークショップも行います。

参加申込方法

ホームページ(https://mejikara.net)の登録フォームから登録をお願いします。

メッセージ欄に「サロン参加希望」とご記入の上、目の弱ってきた方は相談したいことや関心事項を、サポーターご希望の方はサポートにおいての関心事項をご記入ください。

ホームページでも開催予定を随時ご案内しています。

連絡先 (代表:奥山 淳梓)

電話番号 043-307-3730

携帯電話 090-7732-8948

メールアドレス support@mejikara.net

ホームぺージはこちら→

https://mejikara.net

第32回 メジカラサロン報告

日時:2022年3月6日(日曜日) 13時から15時

場所:Zoomによるオンライン開催(講演や防災用品展示、誘導体験は、リアル会場にて実施)

リアル会場:畑コミュニティセンター

テーマ:災害時こそバリアフリー <千葉市花見川区 地域づくり補助金対象事業>

参加者:60名(リアル30名、オンライン30名)/うち、視覚障がい者6名

〈会場の様子〉

  

①挨拶・参加者紹介
(13時03分)

・挨拶及び本日の予定オリエンテーション(山本、奥山、國吉様、沢村様)

◆講習概要

・防災講演(青木様)

・防災用品について(山本さん)

・誘導体験

・IT講座

②講演 (講師:流山子育てプロジェクト 青木 八重子様)
(13時07分 から13時59分)

講師:青木 八重子 様

流山子育てプロジェクト

①経歴紹介

・防災についての講演(防災寺子屋sole!)

・子供のいる世帯向けの防災ハンドブックの作成、有償配布

など

〈講師の青木様〉

 

②住居の防災対策

・一番大事なのは災害時にけがをしないこと。いざというときに救急車は来ないし、病院も骨折程度は診てくれないかもしれない(重傷順に診る)。

・寝室の防災ポイント:下敷きになることを防ぐ(阪神大震災や中越地震は圧死が多かった)。

①タンスと天井の隙間を埋める。転倒防止の突っ張り棒が理想だが、段ボールをはめておくだけでもある程度防げる。

②ガラスの飛散防止を行う。飛散防止フィルムが理想だが、厚めのカーテンをしっかりと閉めて寝るのも効果的。

③照明は落ちてもけがをしない、簡便で軽いものにする。

④タンスなどの引き出しにロックをかけておく。

⑤寝室のテレビやラジオは固定するか、頭に当たっても痛くないものにする。

・リビングの防災ポイント:行動をあらかじめ決めておく。

①テーブルの下にもぐってみて、安全を確保できるかやってみる

②子供のいる家庭では「ダンゴムシのポーズ(頭と首を守るようにうずくまる。小さい子供に対しては親子が向かい合わせになるように正座し、正座した親の膝に子供の頭を載せる。そして親が覆いかぶさるように伏せる)」を取れるように、日ごろから遊びの中に取り入れる。

・キッチンの防災ポイント:何も考えずにキッチンから出る。

①最近のガスコンロは一定以上の揺れがあると止まる仕組みになっている。火を止めに行こうとするとかえってやけどする可能性があるので、とりあえず離れる。

②揺れが収まったら長袖長ズボンに靴、手袋(革手袋がよい。なければ軍手でも可)の装備で片付けに行く。

③キッチンは日ごろから整理しておく。食器棚にズレ防止のゴムマットを敷くのもよい。

・風呂・トイレの防災ポイント:ドアを開けて逃げ道を確保する。重いものを置かない。

③被災時の備え・行動

・アルミシートをカバンの中に常備しておく。毛布代わりになり、体温を保つことができる。
避難所に食料はあっても毛布がないこともある(5人で1枚とか)。

・口腔衛生を保つ。
口の中が汚いと感染リスクを高める。歯を磨いたり口をゆすいだり、ガムを噛んだりする。

・高齢者や臨月の妊婦、障がい者など早めに避難をしたい場合は福祉避難所やコミュニティセンターへ。学校は避難所開設前には避難できない。

・避難所は住めなくなった人が行く場所と考える。自宅が無事な場合は自宅避難がよい。

・家庭にもよるが、冷凍庫のものを食べる⇒冷蔵庫のものを食べる⇒常温のものを食べる、でだいたい1週間もつといわれている。
耐熱性のポリ袋に食材と調味料を入れ、ゆでる真空調理法がおすすめ。白米も炊けるしプリンも作れる。

・非常食は通常の食料を食べつくした後に食べるもの。美味しいもの、食べてにっこりするものを備えておく。のどが渇くので濃い味のものはあまりお勧めしない。また、お菓子も備蓄するとよい。

④おすすめ防災アイテム

・ラジオ

・携帯の充電器(ソーラーがおすすめ。手回しは疲れる)

・カイロ

・トイレットペーパー

・水のいらないシャンプー

・体拭き、お尻ふき

・マスク

・ハンドジェル

・ウォーターバッグ

・ベビーカー、シニアの買い物用カート、キャスター付きバッグなど(水を運ぶための手段)

・クシ

・スプーン

・メモ

・ペン

・当座の食料(ゼリー飲料・カロリーメイトなどあまり咀嚼音や匂いの出ないもの、飴、氷砂糖)

・着替え(衣類用の圧縮袋に入れるとよい)

・毛布(フリースタイプがおすすめ)

・キッチンバサミ(食料を分けるのに使用)

・雨合羽(雨を防ぐだけでなく、衣類の下に着ると防寒にもなる)

・健康保険証、お薬手帳、母子手帳のコピー

・晒(おんぶ紐、抱っこ紐、怪我した人を担ぐ、防寒、包帯などの代わりになる。青木様は藍染めした半反の晒をマフラー代わりにしていた)

③誘導体験(奥山)・防災グッズ紹介(株式会社グリーンケミー 岩梨様、山本さん)
(13時59分 から13時34分)

①誘導体験(奥山)

・目隠しして椅子の周りをまわってみる体験
⇒結構怖い。急に押したりひっぱったりすると怖い、ということを体感

・段差や溝、狭い道の誘導方法をレクチャー。

・段差はつま先ギリギリまで行く。段差の先に溝がある場合はまたぐ前に案内。またぐ1歩目は後ろに重心かけたままで。

・短い段差は確かに誘導するのが難しいが、災害時塀が倒れていたり垣根が倒れていたり、街路樹の枝が重なっていたりする状況はだいたいこんな感じ。

〈誘導体験の様子〉

 

(晴眼者の目の周りにマスクをしてもらい、その場で2回転。目の見えない状態を体験。)

②防災グッズ紹介(株式会社グリーンケミー 岩梨様、山本さん)

・防災食品やファイアレスヒーターの実物展示(株式会社グリーンケミー 岩梨様)

オンラインショップや全国のカインズホームで取り扱っている。

 

・100円ショップでそろう防災用品(山本さん)

革手袋、火打石、アルコールランプストーブ、水タンク(太陽熱で温め、シャワーに使えるよう黒い袋のもある)、台所アルミシート(ウレタン。クッションになる)

 

④IT講座(米井さん)
(13時34分 から14時58分)

①Yahoo!防災(防災速報)

・Yahoo!防災(防災速報)の操作説明。

・ハザードマップは読み上げに対応していない。家族とハザードマップを見ながら会話するとよい

②Seeing AI

・読み上げアプリ。オフラインでも動作する(読み上げ精度はオンライン時より劣る)。

・掲示物のあたりをつけ、支援を求めることができる。

③TFcam

・撮りたい対象物を選択し、ブザーが鳴ったときにシャッターを押すとある程度間違いのない写真が撮れる。目が見えなくても自力で写真を撮れるアプリ。

・うまく使いこなせば災害時の保険申請などに必要な家の様子を収められるかも。

    

⑤個別対応
(14時58分 から15時06分)

・アプリのダウンロードなど。App storeが見つからない人もいた。

・「Yahoo防災速報」アプリを初めてインストールする際、Yahooのアカウント設定の一部なのかもしれないが、支払方法を選択させると思われるメニューが表示されて立ち往生した。

・位置情報などはすべて同意する。いらないと思ったらアンインストールすればよい。

・見えない人、健常な人みんなでマップを見たり災害時の話をしたりするとよい。

・千葉市の災害ポータルサイトについては、ハザードマップのリンク先が大変深いところにあり、健常者でも見つけにくい。

・ハザードマップの見方使い方についての解説が丁寧に行われていない。

・視覚障害者が見たときに音声で検索がうまくいかない(サイト内の選択メニューが画像だけの箇所があり、リンクの中身が音声読み上げされずメニュー選択して先に進めない)

(会場にて アプリを参加者同士援助しながら操作している様子)

 

⑥次回案内
(15時06分 から15時10分)

◆次回の案内・今後の予定

※来年度以降は未定です。次回の開催が決定次第メールやWebサイト上でお知らせいたします。

・リアル会場の方は非常食のお土産があった。

◆感想

・防災のことをやっているが、今回のような企画はなかった。視覚障がい者の誘導は全然わからなかったので、いい体験になった。

・今回は2回目。聞くたびにためになる。この講座の前に安全確認訓練を行ったが、とにかく毎回行うことが大事だと思った。コロナ禍でもやるべきことだと思った。

・防災のリュックサックや非常食などの対策を家で行っていなかったので勉強になった。どういうのが必要かまた機会があれば参加したい。

・Zoom参加。青木先生の避難時の必要事項、持ち物は大変参考になった。
誘導体験は音声が小さかったが、会場内の様子はわかった。
米井先生の防災アプリの件、ハザードマップの件、TFcamの件どれも興味深かった。
中でもTFcamは特に災害時、周りの様子が分かると不安も軽減すると思った。
防災グッズの情報として、下着洗濯バッグが新聞に掲載されていた。機会があれば共有したい。

・避難所である体育館をそのまま使っているため、とても寒かった。

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上

第31回 メジカラサロン報告

日時:2022年1月29日(土曜日) 12時から15時

場所:Zoomによるオンライン開催(講演や防災用品展示、誘導体験は、リアル会場にて実施)

リアル会場:千葉市社会福祉協議会 中央区事務所・中央区ボランティアセンター 活動室(きぼーる15階)

テーマ:災害時こそバリアフリー <千葉市中央区 地域づくり補助金対象事業>

参加者:26名(リアル11名、オンライン15名)/うち、視覚障がい者6名

①挨拶・参加者紹介
(12時05分)

・挨拶及び本日の予定オリエンテーション(奥山)

◆講習概要

・防災講演(加納様)

・防災用品について(山本さん)

・誘導体験

・IT講座

②講演 (講師: (特非)ディープデモクラシー・センター副代表理事 加納基成様)
(12時07分 から13時00分)

講師:加納基成 様

特定非営利活動法人ディープデモクラシー・センター 副代表理事

災害支援ネットワークちば(CVOAD)代表

千葉南部災害支援センター センター長

ちば居住支援センター センター長

①経歴紹介(特定非営利活動法人ディープデモクラシー・センターの活動経歴)

・地域で対話の場を作り、話し合いのための方法を学ぶ

・ホームレス支援(医療相談、生活支援)

・中学生に「家を失うことについて」のワークショップを実施

・障がいのある人の地域暮らしサポート、同行支援

・住宅確保用配慮者に対する在宅支援

など

<講師の加納様>

講師の加納さん
講師の加納さん

 

<講義スライドより>

ラップにイラスト記載のおにぎり
台風被害にあったコンビニ

 

台風被害により破損し応急処置した車
要配慮者についてスライド

 

②「防災」

・災害には地震や風水害などの「自然災害」と原発事故や火災などの「人為災害」の2つに分けられる。

・高度経済成長期は大きな災害もなかったが、近年は「被災地」もたくさんある。

・災害時の要配慮者:高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児、傷病者、日本語が不慣れな外国人、土地勘のない観光客、地域とつながりのない一人暮らしの人、社会的弱者など

*防災ポイント(令和元年台風被災の実体験に基づく)

・ハザードマップを活用し、被害の出る箇所をあらかじめ把握しておく。

ハザードマップポータルサイト(国土交通省):https://disaportal.gsi.go.jp/

川の防災情報(国土交通省):https://www.river.go.jp/index

・ブルーシートは窓の補修や家具の保護、天井の養生といった「屋内養生」に使用する。自治体から配布されるブルーシートは薄くて屋根の養生には向かない。転落の危険もあるため、屋根の養生はボランティアセンターの方に任せる(数日経てば来るので)。

※ブルーシートには「番号」があり、番号が大きくなるほど分厚くなる。2000番以下は薄くて役に立たない(2000番を使用するならば2枚重ね)。ちなみに一番分厚い4000番は青ではなく銀色。

・発電機は用意しておくべき。光ファイバが無事ならばルーターに電源を挿せばインターネットが使える。

※ただし最近のお風呂の湯沸かし器は、電源があっても水道が止まっていると使用できない(逆流防止で水道に圧がかかっていないと着火しない仕組みになっている)。

②防災用品について(山本さん)
(13時00分 から13時30分)

・会場には自立するテントが用意されていた。

・非常時用のトイレも市販されているが、自宅であれば便座も使用できる。便座にポリ袋を二重にはめ、中側のビニール袋にペットシートや新聞紙などを入れる。1回ごとに中身をいれかえる。

・非常時こそおいしいもの、これを食べれば元気になるものを備蓄しておく。常温でそのまま食べられるレトルトカレーなど。1回くらいは冷たい状態で食べてみる。

・個包装の菓子は手が汚れていても分けられる。

・山本さんの常備品:首にかけるライト、食器棚に敷くようなウレタンシート(じかに座るより暖かい)、大小さまざまのポリ袋、ペットシート、シニア用パッド(ペットシートもシニア用パッドも緊急時のトイレ用)、水、ウエットティッシュ、羊羹やチョコレートなど食べ物、ガムテープ、油性ペン、アルミシート(静音タイプ、裏地付き)

・ペットボトル(温かい飲み物用)に湯を入れ、古い靴下をはかせると湯たんぽになる。普段使いもできるのでおすすめ。

◆質問・感想

*感想

・令和元年台風のときは20日近く停電した。自治体の中で若手の人が高齢者に「うちは自家発電あるからおいで」などといって声をかけ、家で一緒に過ごした。人の支え、ここに行ったら安心できる場所があるのは重要だと思った。

*質問

・目の不自由な方は避難所の掲示物が見えないと思う。ガイドに読んでもらったりアプリ使ったりするのか。
⇒誰の助けもないと周囲にぶつかりまくると思う。そして読み上げソフトで文字のかけらを引っ張り出そうとする。Siriはオンラインじゃないと受け付けない。

・ローリングストックで何かいいものはあるか。保存食といえば魚肉ソーセージや缶詰くらいしか思いつかない。
⇒レトルトのカレーやパスタソース。サバの味噌煮缶詰などもおいしいものがあるので「晩酌セット」として備えておくのもいかがだろうか。
備蓄というより、保存のきく普段の食べ物を用意しておくがよい。乾パンは食べづらいので、自宅で備蓄するなら普通のビスケットやクラッカーがおすすめ。
カップラーメンも水に20~30分つけておくと戻る。また、普通のティーバッグも水に30分くらいつけておくとお茶が出る。話の種と心の準備に試してみてはいかがだろうか。

⓷休憩・体操
(13時30分 から13時40分)

ストレッチを行った。

④誘導体験
(13時40分 から14時00分)

※まずマスクで目を覆って白杖を使用した歩行体験を行い、その後誘導体験を行った。

・白杖は鉛筆を持つように持ち、左右の2歩先を探る。

・白杖を持つ手の反対側に立ち、肘をつかんでもらうのが基本姿勢。ガイドは半歩前に立つ。

・狭いところは後ろに手を回し、縦一列になって進む。

・段差はガイドが先に上る。

・今回は「避難所に張られたテント」を想定。そのテントが開いているか閉まっているか、屋根はどこかなど、テントの状況も説明する。

・「右に曲がる」は直角に曲がるイメージ。緩やかに曲がるときは「斜め右に行く」などと声をかけるとよい。クロックポジションを使い、「○時の方向」と案内してもよいが、日本人的にはあまりなじみがないかも(机の上の配置を説明するときはクロックポジションが有効)。

⑤IT講座(米井さん)
(14時00分 から14時40分)

・Yahoo!防災(防災速報)の操作説明。

・避難地図は音声読み上げをしないと思われたが、読み上げた。場所の名前さえわかればGoogleマップを使用してルートを調べることができるのではないか。⇒1つのアプリで完結しないのが残念

・防災速報アプリではハザードマップがわからなかったため、千葉市防災ポータルサイト(https://www.city.chiba.jp/bosaiportal/)を調べてみた。

◆質問・感想

*感想

・画面共有をしながら見える人にガイドしてもらう説明の仕方は有効だと思った。目で見て初めて分かることもあるので(今回も千葉市のハザードマップを確認するときに、音声だけでは把握できず、「今何のページか」「求めている情報はこのページにあるか」を見える参加者にガイドしてもらった場面があった。本当は音声だけでも目当ての情報にたどり着けるのが理想)。
カメラの前にiPhoneの画面を映すとぶれてしまうので、画面共有がよい。

*質問

・オフラインで使える読み上げアプリはあるか。
⇒最新のiOSであればカメラ機能。カメラを向けると「テキストがある」などと音声で教えてくれる(※次回以降検証テーマ)。

⑥次回案内・ワイワイトークセッション
(14時45分 から15時00分)

・「手伝いましょうか」と声をかけると上から目線な気がして断られそう。声のかけ方にコツはあるか。
⇒「何かお手伝いできることはありますか」はいかがだろうか。「困っている」と言いづらいこともある。どこにいてどっち向いているかがわかればそれでいいというときもある。
断られてもめげないことが大事。

・読み上げアプリだけだと「商品札はあるけど売り切れているおにぎり」が識別できない。Be my eyesでコンビニのおにぎりを読み上げてもらったが、欲しいおにぎりがなかったので訊いてみると「その棚空です」といわれたことがあった。

<会場の様子>

会場の様子
誘導体験

 

IT講座Yahoo防災速報アプリの設定ページ
千葉市防災ポータルの検索結果

  

◆次回の案内

3月6日(日曜日)13時から16時まで(12時30分受付開始)

場所:畑コミュニティセンター(花見川区)体育館とZoomのハイブリッド

主催:花見川区バリアフリーに災害を考える会

(メジカラネットと株式会社京葉美装による実行組織)

 <千葉市花見川区地域づくり補助金対象事業>

◆今後の予定

※次回の開催が決定次第メールやWebサイト上でお知らせいたします。

主催者・事務局から

・参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ご支援ありがとうございます。

以上

第30回メジカラサロン報告

–メジカラネット3周年記念 特別サロンとして開催—

◆テーマ:バリアフリーに災害を考える

◆主催:花見川区バリアフリーに災害を考える会

    ※メジカラネットと(株)京葉美装のコラボ推進組織

◆エコメッセちば2021にオンライン出典、実行委員会の双方向企画に参加

 イオン株式会社の協賛としてSDGS取り組み紹介

◆開催場所:千葉市花見川区幕張町3-7730-4 

      幕張コミュニティセンター集会室

◆特別協賛:流山子育てプロジェクト(NKP)様のご協賛によるコラボ企画として開催:防災コーディネーター 青木八重子様

◆補助金等:千葉市花見川区 地域づくり補助金を受けて開催

◆開催方法:Zoomによるオンライン主体、会場は定員1/2

◆天候:午前中強い雨のち小雨

◆参加者:38名(会場23名)うち視覚障がい者6名、会場3名)

    参考:2日間の合計64名(会場35名)うち視覚障がい者9名(会場6名)

◆サロン内容

12:35 中継切り替え確認後、招待者の承認

    佐藤:オンライン

13:00 開会、オリエンテーション:山本 

    本日のメニューと進め方、お願いごと

    ※参加者紹介 スタッフ、関係者紹介、

開催趣旨とメジカラネット紹介:動画上映:中止

第1部 特別公演:青木様

   ※青木先生から体験理解に基づくとても分かり易い説明を頂いた。

   ※キーワード:いざとなった時、実際にやってみたことしかできない

第2部① 参加者に防災情報源をスマホに導入設定体験:田村様

13:30 体験メニュー1 防災情報を知るには?

情報源、アプリ、防災ポータルサイトとハザードマップを見る

※会場参加者が自分のスマホに実際にダウンロードして設定できた。

※千葉市の災害ポータルサイトのハザードマップが難しいとの感想でした。

   ②便利なグッズ:青木様から持ち物紹介、会場展示物の紹介、休憩を兼ねて

  イオン様ローリングストック紹介ビデオ

14:00 休憩を兼ねて会場の グッズの紹介 体験者のレポート

    避難所の工夫 会場の備品:火を使わない湯沸かし、試食品、

家族用テント、ダンボールベット 

◆試食コーナーも体験

   ※※意外とおいしい、離乳食というには味が濃すぎるが高齢者などにはいい

    ※ ゲームは今回は中止 

14:20 障碍者の立場に立って 目隠し誘導体験

◆手助けけをしてみる(会場に段差を作ってまたいで誘導する体験)

①不織布マスクを目にもしてみて

②白杖の使い方 

㈢誘導してみる 参加した視覚障碍者が誘導され役

※体験参加者は障害物を災害時の避難に見立てて案内

  ※感覚の違い、怖さ、何が困るか、危ないか理解できた

   周りの人にも広めたい

15:00 意見交換、アンケート

    ※会場の音声が届いていなかった

    ※防災についての体験に基づくお話は大変わかりやすかった。

※この地区の小中学校区の家庭の人にも紹介したい。    

    ※目隠しをしてみて音や声をかけることの大切さが理解できた。

    ※実際に倒木を想定した誘導体験はとてもよかった。

     体験者を増やしたい。マニュアルが欲しい。

15:20 イオン様SDGS取り組み紹介ビデオ上映

    今後の予定(来年1月以降に畑コミュニティセンター及び中央区で予定)

    活動推進への協力依頼など

15:33 終了